吹田から豊中岡町(4)

  • 2018.11.30 Friday
  • 00:55
前回の続き
豊中市に入る。

豊中市 高川
高川堤防。川の左が豊中市、右が吹田市。元はどちらも豊島郡。

この辺りに勝尾寺への道標があると頭に入れていたのだが、地蔵しか無い…(と思いつつも、道中を見守るお地蔵さんに手を合わせる)。帰って再度調べ直すと、道標の場所は800mほど下流の名神高速南側の堤防脇だった。見つかるはずが無い。勝尾寺はほぼ真北11kmに位置する。

豊中市 若宮住吉神社
若宮住吉神社(わかみや すみよし-)。小曽根郷里の総鎮守社。明治22年から昭和22年にかけては、高川と天竺川に挟まれた一帯が小曽根村だった。
「住吉信仰の正当な系譜を示す『若宮』の冠で称えられ」ている(公式サイトより)。

片山、垂水、江坂・素盞嗚尊の各神社と同様、千里丘陵の縁の小高い丘に祀られている。

豊中市 若宮住吉神社
拝殿。日の差し方でやや見えにくいが、狛犬が二対置かれている。手前外側が親、奥内側が子のように見える。

豊中市 若宮住吉神社
摂末社のうち薬祖神社(左)と、狸塚(右)。
狸塚の鳥居は、今まで見た神社の中で最も小さいものかも知れない。ただ、公式サイトの鳥居の写真(茶色)と色が違う。

豊中市 天竺川
新蒟蒻橋(しんこんにゃく-)から見下ろす天竺川。

続く



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吹田から豊中岡町(3)

  • 2018.11.29 Thursday
  • 00:45
前回の続き
「江坂」の原点編。

垂水から山麓を西へ進み、豊島郡榎阪村へ。現在の表記は江坂。
東急ハンズと大同生命(昭和47年[1972]から平成5年[1993]までは本社)があり、かつてはダイエーグループの本社ビルもあった。
ローソンの牙城で、今現在も駅の四方を押さえている。

駅回りは区画整理で誕生した新しい街だが、元祖・榎阪は今の江坂町3丁目、名神と新御堂が交差する所の西側。

吹田市
新御堂筋の歩行者・自転車用トンネル。「徒歩帰宅者支援ルート 大阪市内→箕面市」とある。

吹田市
名神北歩道橋から南向き。上段が北大阪急行(地下鉄御堂筋線の延長部)、中段が名神高速、下段が新御堂筋。

吹田市 江坂 素盞嗚尊神社
さらに西へ進むと、素盞嗚尊神社(江坂神社)に着く。

※石柱には素盞「烏」尊神社と記されているが、公式サイトは素盞「嗚」尊神社としている。

吹田市 江坂 素盞嗚尊神社
手水舎の屋根にブルーシート(2018.10.28現在)。自然の猛威を物語る。

吹田市 江坂 素盞嗚尊神社
拝殿。菊花展の季節だった。(前々回記事の泉殿宮にも、同じく吹田菊花会の展示があった)

江坂・素盞嗚尊神社の石段手前右には松泉寺がある。素盞嗚尊神社サイトには、松泉寺(旧・瑞泉寺)が神宮寺かどうかは「確たる根拠は見当たりません」とあるが、興味深い。泉殿宮の鳥居手前右にも浄光寺があって、配置が似ている。

吹田市 江坂 素盞嗚尊神社
拝殿右にある、新しめの「伊勢神宮遥拝所」。神宮の方向は、東と東南東の間くらいの方位になる。

こちらの神社、緑地公園駅から890m、江坂駅から1400mで、緑地公園駅の方が近い。

続く



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六孫王神社の狛犬と桜の紅葉

  • 2018.11.27 Tuesday
  • 23:35
京都 六孫王神社
京都駅新幹線側の八条西口から、この八条通を西へ真っすぐ進む。

京都 六孫王神社
進むたびに狭くなる八条通。約1120mで六孫王神社(ろくそんのう-)に着く。東寺西門からなら北へ270mほどの所。
正面図上の看板には「出生から出世までの守護神 清和源氏発祥の宮」と謳ってある。清和天皇の六番目の孫=六孫王=経基王=源経基=清和源氏初代。

京都 六孫王神社
境内2つ目の鳥居脇にある狛犬の足下が可愛い。子犬がいてはる。

京都 六孫王神社
桜に覆われると趣があるだろう。秋は秋でいい味を出す。なにより晩秋のクソ混雑する京都にありながら静かなのがいい。

但し都市部だけあって静寂という訳でもなく、新幹線高架が隣接し、梅小路からはSLの汽笛も響く。新幹線高架下も元は六孫王神社境内だった。境内を御提供頂いたお陰で、今日の新幹線が在る。

京都 六孫王神社
線路を挟んで北側の梅小路公園へ移動する途中、大宮通側道の地下道。
大宮通の車道本線は片側2車線の高架橋で、自転車歩行者通行不可。こちらの歩道は自転車通行可。しかし正面は階段。車道は手前への北行き一方通行で、突っ込めば逆走。
はて、自転車はどこを通るべきと思っておくべきなのか。

この歩道は梅小路公園に直結している一方、南行き一方通行側の歩道は全方向に階段がある為、ここが道路構造上自転車通行可なのは少し考えれば理解できる。しかし万人に直感で理解できるかと言われれば疑問。

馬鹿の一つ覚えで車道だけに青いのをペタペタ塗るだけが自転車行政ではない。狭い所ほど表示の工夫を。

京都 梅小路公園
梅小路公園、楓の紅葉。ここに限らず、また楓に限らず、例年より色がまだらだったり落葉がまちまちだったりに見えるのは気のせいか、気候のせいか…。

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篠山市は丹波篠山市に改称へ

  • 2018.11.21 Wednesday
  • 00:15
住民投票
投票率 69.79%
賛成 13646票
反対 10518票
投票者総数 24430人

篠山市長選挙(同日)
投票率 69.80%
改称賛成派 16939票(現職市長)
批判派 6808票(※改称反対派ではない)
投票者総数 24435人

という事で、市名改称の流れで進む事になった。
個人的には「やむを得ない」のかなと思う。消極的賛成。

手順批判とかは地元の人じゃないと分からないので言及しないが、投票者総数の差が5人しかない事を考えると、住民投票の投票率を上げる手段としては、市長選挙と合わせて行うのは数字上妥当なのかなと感じる。

篠山市は平成大合併のモデルケースの如く1999年に成立していて、もちろん篠山市のままでも知名度はそこそこあって変えないに越した事はなかったが、その後の状況が変わってしまった。

特に平成の大合併で氷上郡が丹波市を僭称して名乗った事が「悪」なのは明白で、そこに、ただの通販と化した「ふるさと納税」では自治体名に釣られる納税者が一定数いたようで、これがとどめを刺してしまった。(なお、氷上郡の合併については、地元の人は氷上の名を、平仮名であったとしても残す方が多数派だったから、地元の人は悪くない。悪いのは一部の権力者)
一方でこれは産経ネットの記事題しか見てないが、別に篠山が丹波の「本家」では無い事も付け加えておく。

市が見積もる市名変更費用7000万は高いと思うが、回収できるかどうか。
(※1億の寄附もあったらしい)
どうせなら合わせてJR篠山口駅も改称すりゃいいのにと思うが、JR西日本は近年の例で見ると駅名変更に1億を超える額を提示してくるので無理っぽい。

ついでに、他人事と思ってるかも知れない京丹波町。そこにある旧丹波町の丹波ICもとっとと京丹波須知ICに変える時が来ている(北の二つのICに倣って平仮名にするのは駄目)。

高槻駅の夜景とアート博覧会

  • 2018.11.18 Sunday
  • 01:25
明けて日曜日がメインになるが、阪急高槻市の高架下とかセンター街とかJR回りの大きな建物とかの「高槻の催事ではお馴染みの場所」で、たかつきアート博覧会が催される。加えて今城塚古墳では古墳フェスティバルも。

今日土曜の夜は、
高槻市
灯火。他に歌のステージや建物をCGで彩るアレをやっていた。
場所はJR高槻駅の東の弁天跨線橋の北の関西大学の脇の弁天公園。

高槻市

高槻市

高槻市
暑さ寒さが極端な秋だが、ここ数日は寒いので、袖無し衣装は大変だと思う。

高槻市
弁天跨線橋からJR高槻駅

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吹田から豊中岡町(2)

  • 2018.11.15 Thursday
  • 01:00
前回の続き

前回の糸田川を境に、旧豊津村に入っている。
豊津村は明治22年から昭和15年までの自治体名。
豊島郡(のち豊能郡)の垂水村(たるみ-)と榎阪村(えさか-)が合併して出来た。
阪急豊津駅は大正10年に設置。

吹田市 雉子畷
セブンイレブン前の住宅の一角が伝説の地となっていて、石碑が立てられている。

吹田市 雉子畷
雉子畷(きじなわて)。人柱の悲しい伝説。
雉子畷は垂水村内の小字名でもあった。(日本歴史地名体系より)

吹田市 垂水神社
垂水神社の参道入口。手前の道が旧街道に接しているが、1ブロック分は参道の雰囲気を残しつつ、両側を住宅が占めている。道中には、新しめの参道改修記念碑もある。

吹田市 垂水神社
境内入口。右の石段上が拝殿、左に進むといろいろある(後述)

吹田市
上の写真の手前の道路にあった、なんか雑なやつ。
それでも、今しか見られないと思えば面白い。以前は日本生命千里山グラウンドがあった所だが、今後は宅地開発される。

吹田市 垂水神社
境内。北西を向いていて、左が拝殿・本殿。末社の皇太社、祓戸社(書いてなかったのでその場では分からなかった。垂水神社サイトを参照)、戎社と並ぶ。垂水弥生遺跡の説明板や「垂水の森を守る会」という隣接地マンション建設に立ち向かった会の碑もある。
山側が竹薮になっているが、北を向いてよく目を凝らすと高台の家が見える。

ここから西の「左に進むといろいろある」方に進むと、複数の摂末社に加えて「滝」と「池」がある。
神社名や地名に繋がる風景になる。

吹田市 垂水神社
津くよみの池。防護されていて、よく見えない。

吹田市 垂水神社
覗いてみた。一見風情が無いが、私のような他人が言うのは簡単で、護るのも大変だと思う。

吹田市 垂水神社
垂水の瀧(滝)。こちらは本滝で、小滝もある。
「孝徳天皇の御代(645年〜654年)干ばつにより水不足になった難波の宮まで懸け樋を通してこの水を献上しました。その功績により垂水という名前を頂きました」(現地案内板より)

続く



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吹田から豊中岡町(1)

  • 2018.11.14 Wednesday
  • 01:05
片山神社から原田神社へ至る過程

吹田市 泉殿宮
阪急吹田駅の近く、泉殿宮(いづどのぐう)参道入口。
旧吹田市街の北西端。左へ行くと神社、右は豊中に繋がる街道(吹田街道)。

吹田市 泉殿宮
鳥居と拝殿。
公式サイトのヘッダの文言は「泉の如く力湧き出る 厄を追い払い運を開くご利益の吹田市の神社」

吹田市 泉殿宮
片山神社に続いて、手水舎の水が自動で出る。

吹田市 泉殿宮
手水舎の隣に並ぶ「屋根取替材」
左から、
本殿の勝男木(かつおぎ)、千木(ちぎ)、鬼板(おにいた)
Vの字に立つのが千木、その奥の一文字が勝男木。勝男木は「鰹木」とも書き、鰹節に似てるからその名前になったそうだ。
中は拝殿の鬼板
右は翼舎の鬼板

吹田市 泉殿宮
泉霊殿泉、ではなく、泉殿霊泉。
ここの水がミュンヘンで評価されたといい、かつての大阪麦酒、今のアサヒビールが立地する決め手となったが、今は「遺跡」で水は湧いてない。

左奥に見える鳥居から出る。r14産業道路の西の庄歩道橋を渡って、r145を豊津方面へ進む。これから先、千里丘陵の平地と山地の境目付近を歩く。

吹田市
右が糸田川、左が上の川、真ん中が豊津ファミリー。
豊津ファミリーは、私が吹田に住み始めた頃からずっと豊津ファミリーだ。背後には糸田川の桜並木が続く。

吹田市
豊津駅の西側は、「腐道」(旧態依然の府道の事)145号。この道を進むと江坂に出る。
江坂駅周辺の道は区画整理で過去の名残りは無いが、なんでこの道はこの幅で残る事ができた(残ってしまった)のだろうか。

続く


天満の旧地名探し(3)南北の町筋a

  • 2018.11.13 Tuesday
  • 00:35
前回の続き

天満のうち天神橋筋商店街より東では、南北に町名が付けられていた。
昔の町名は、現地に「旧町名継承碑」があれば知る事ができる。

上記範囲の天満の町名の付け方は大雑把に言えば、
(1)東は川崎渡しから西は天満堀川まで、東西に1丁目から11丁目を割り振り、南北の町筋もそれに合わせて何丁目と呼ばれるようになった

(2)南北の筋の一部が何丁目から分かれて固有地名を名乗り、江戸中後期の地名はこの名称で安定した

(3)明治5年の改称で、全ての南北筋に固有名詞を付けた

(4)昭和53年の改称で、多くの地名が消えた

という流れ。「旧町名継承碑」の旧町名は、(3)にあたる。
(3)を軸に(2)を混ぜながら文を進める。

大阪市 天満

川崎橋から天満を見る。昔は橋が無く、渡し船だった。

大阪市 天満

橋を渡った先に造幣局桜の通り抜けの入口がある。
2010年の写真を引っ張り出してきた。

大阪市 天満

普段は人の気配はほとんど無い。
この手前の植え込みで背を向けているのが、旧町名継承碑。
ここから北へ伸びるのが旧・川崎町。植え込みの北側から西へ伸びるのが渡場筋。

大阪市 天満

表側。川崎町の説明かと思いきや、造幣局敷地内の「新川崎町」の説明だった。

大阪市 天満 地図

「元祖一丁目グループ」は2筋ある。
川崎町は、明治改正前は「一丁目」だった。
川崎町と通り抜けの間の斜めの筋沿いには、かつて堤防があったと推測されている。

臼屋町はそのまま。
臼屋町の継承碑は大川沿いの道路の川側の歩道脇にある。
ほぼ同じパターンがこの先続くので、写真は省略。

続く


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昨夜の月のように

  • 2018.11.12 Monday
  • 00:35
高槻市 芥川

綺麗な三日月だなあと感じた。芥川と合わせて、そこそこ綺麗に撮れた。

高槻市 芥川


JR高槻駅

もうメリクリやて。@JR高槻駅前

JR高槻駅

快速用(2・5番線)ホームドアももうすぐ完成。

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天満の旧地名探し(2)東西の筋

  • 2018.11.10 Saturday
  • 01:01
前回の続き

天満のうち天神橋筋商店街より東では、東西に付けられた町名が少ない。
町名が無いということは旧町名継承碑も無いので、それ以外の名残りを探さなければならない。

天満地区ホープゾーン事業に掲載されている名称を軸に、角川地名大辞典や日本歴史地名体系、「大阪天満宮史の研究」、他各種サイトで調べた事を加味しながら歩く。
なお、通り名の冠称部分は省略で統一している。(例:天神鳥居筋→鳥居筋)

●裏門筋(国道1号・曽根崎通)
現在は当然「国道1号」でほぼ100%通じる。

かつては大阪天満宮の裏門を横切っていた。
裏門はこの筋に面する所に1つ、そこから1軒分南の旧・椋橋町の町家と天満宮境内の境目付近に1つ、計2つあった。2つの門は摂津名所図会で確認できる。2つの門の位置は現在は境外になり、現存しない。今ある北門(裏門)は、昔の裏門より南にある。

曽根崎通の愛称が付いているが、国道1号・国道2号で通じる事や、御堂筋などのように旧来からあった通称ではない事もあり、愛称はあまり浸透していないように感じる。地下を走るJR東西線の線名は無味乾燥だが、これが曽根崎線を名乗っていたら、もう少し浸透していたかも知れない。

南森町交差点の南東にはこんなものがある(北東にもある)。朽ちかけている。

大阪市 天満

どれくらい朽ちかけているかというと、

大阪市 天満

扇町ミュージアムスクエアがあるくらい朽ちかけている。

「曽根崎通」は道路標識として存在する分まだ通用する方で、グーグルマップ・マピオン・ヤフーマップなどで見られる「京阪国道」に至っては、私の感覚上は今この界隈で使われる事はまず無い。

●新門筋
天神さんより西の、国道1号から南1筋目。旧裏門と同じく今は境外市道の一部にあたるので、門は無い。

●霊符筋(仏照寺通)
天神さんより東の、国道1号から南2筋目。南1筋目は戦後の開通。
天満宮境内・霊符社側の門(東門)に通じる。

ところが、この散歩を計画した時点で私が角川地名大辞典を優先していた為、そちらで使用されていた「仏照寺通」から、仏照寺を追う。
仏照寺とは、(真宗大谷派)天満別院の旧通称である。

大阪市 天満

手前の駐車場は元境内で、空襲からの復興の際、分割貸与した土地である。その貸与先が読売テレビ。昭和33年(1958年)の開局から昭和63年(1988年)OBPに移転するまではここに社屋があった。

そのうち再びビルが建って、この角度からは写せなくなるかも知れない。

●表門筋
天神さんの表大門を横切る。

●鳥居筋
天神さんの鳥居が建つ。

大阪市 天満

天満堀川跡に残る樽屋橋親柱。東を見ると、遠くに鳥居が望める。背後の西天満側は老松通。
ここは天神祭の陸渡御巡行道になる。

大阪市 天満

鳥居は天神橋筋車道の東側に建つ。

大阪市 天満

天神さんの正面(旧・天神筋町)まで進むと、表大門が北に見える。
ここの左右は鳥居筋、門前の左右が表門筋。
昔はこの信号の位置にも鳥居があった。

余談だが、最近よく見るようになったこの型の信号の見てくれがなんか気持ち悪い。

●興門小路
真宗興正派の興正寺別院(天満興正寺)を貫く筋だが、今は興正寺は無く、跡地に滝川公園がある。

大阪市 天満

興正寺の西門から興門小路を見たつもりになって写す。

大阪市 天満

公園内のこの木の下に「天満興正寺御坊址」碑がある。
天満別院と同様空襲にあい、後の昭和40年には旭区赤川へ移転した。
大阪市サイトの「天満興正寺跡」の説明文は「旭区に移転している」で終っているのだが、今は赤川にも無い。

平成7年(1995年)の地形図には赤川の移転先に寺院マークがあるが、現状をストビューで確認した限りでは普通の住宅地になっていて(周囲より家が新しめ)、址も見当たらない。
神殿大観さんサイトに、さらに高槻市奈佐原に移転したとあるが、これも地元ながら確認できていない。

ここまでの筋はいずれも寺社由来なので、比較的辿り易く覚え易く説明し易い。しかし、

●魚棚筋
●渡場筋
●吹子屋町筋
●裏町筋
市之側に近いこの3筋のうち、魚棚筋と裏町筋は痕跡を見つけられない。渡場筋以外は市道名として現存(天満魚棚筋線・吹子屋町線・天満裏町線。天神橋筋商店街以西に限る)。
(川崎)渡場筋は「川崎の渡し(川崎渡)」、今の川崎橋に通じるので、南北道の川崎町の説明をする時に合わせて話す予定。

吹子屋町筋(ふいごや-)だけは、天神橋筋車道3差路どん突きの高層建築物・ジーニス大阪、旧・菅南中学校の裏手に、それほど古くないと思われる石碑が現存している。

大阪市 天満

江戸期の町名を整理する明治5年の時点で「菅原町」になっていたが、「吹子屋町」の通称の通り、吹子(ふいご・鞴)、即ち金属加工職人が居を構えていた地域。旧町名継承碑設置対象町名以前の町名という事になるが、継承碑より余程目立っていて、私は好きだ。

続く

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