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 今日、2つの自治体合併がお流れの方向に向かった。一つは駒ヶ根市・飯島町・中川村の「中央アルプス市」。駒ヶ根市・飯島町で合併反対が賛成を上回った。もう一つは美浜町・南知多町の「南セントレア市」。こちらは中央アルプス以上に合併反対が賛成を上回って、同時に行われた新市の名称の再投票はどうやら意味がなくなるようだ。
 両方とも、名前が原因で合併できなかったと言える。行財政改革と言うが、先が読めないし見えないお金の試算よりもはっきり見える新自治体名の方を住民が気にするのは当たり前。政治にも心理学があり、見える部分をきちんと押さえておかなければ人の心はつかめない。特に南セントレアの方はマスコミの格好の的となり、両町民はこの一ヶ月全国に赤っ恥をかかされてうんざりだったろう。

 しかしNHKニュース、センセーショナルな南セントレア市はやって中央アルプス市はやりませんよね。視点が足りてませんよ、公共放送御大。

【成東町・山武町・松尾町・蓮沼村の新市名】

 武射市(むさし)が妥当だなあ。

 太平洋市に一旦決まったが批判を受け再考。住民抽出アンケートで一発選考ということは、名称が散らばるのが怖い。独り言なので一つだけ押させて下さい。理由は以下。
・中心地名でまとまらないとみたので、郡名で。
・現在の山武郡は山辺郡+武射郡の合成。
・武射郡は上記4町の他横芝町、芝山町を足した範囲。
・郡衙(郡役所)跡が成東町真行寺とされる。
・横芝町と芝山町を省いてもエリアの過半数の面積、人口。
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【奥州市】
 2月21日「続・つくばみらい市」の項で、人物名は基本的にはよろしくないと書いたのは、実はこの新市に照らしあわせて記そうとしたものだった。
 実は予想と結果が違った。「水沢江刺市」と「アテルイ市」の争いになると予想して「アテルイ市」が選ばれた時に書くつもりだった。しかしこの二つは最終選考にも残らなかった。
 この地域は、「アテルイの里」をPRしている。アテルイは蝦夷(えみし)の族長で、迫り来る大和朝廷を迎え撃った地域の英雄とされる。しかし最終的には降伏し、河内国内で処刑された。降伏させたのは京都の清水寺を建立した坂上田村麻呂であり、アテルイが自治体名になれば京の人々は考えさせられることになるだろう。人物、特に歴史を動かした人物には必ず敵味方の両面性があり、その片面だけの人物を、例え英雄であっても自治体名とするのは少々心配だった。しかし一方で、新市候補名の中に「胆沢城市」もあった。胆沢城を建てたのは坂上田村麻呂ではないか。この二つが両立しているのが不思議だった。あちらを立てればこちらが立たず、という関係のはずである。
 そんな中最終選考に残ったのは「胆沢城市」「奥州市」「北平泉市」「水沢市」「みちのく市」だった。まあアテルイの里とはよくいったもので、すっかり騙された。選考理由も協議会サイトに載っているが、他候補が全国的だの有名だのしているなかで、水沢市は「既存の名称」の一言。水沢城は歴史じゃないのか。「既存の名称は選んで欲しくない」というオーラが出まくっている。そして奥州市に決定。陸奥(みちのく/むつ)と同義語で、しかも東北地方の大半の地域が共有する名称を、協議会の人々はかっぱらっていった。

【続・つくばみらい市】
 谷和原(やわら)村の名前は「谷原三万石」由来の谷原(やはら)村と十和村、福岡村、小絹村が合併した時に、無理矢理「和」を入れた。伊奈半十郎忠治を祀った伊奈神社がある。
 伊奈町の名前は「谷原三万石を築いた伊奈半十郎忠治」が由来。昭和の合併の際の新名。
 …全く同じじゃないですか。
 「谷原市」でいいじゃない。伊奈町の人は、やっと谷原三万石を使えるとか前向きに考えられないのか。(「伊奈谷原」や「伊奈谷和原」も折れどころと思うが、人物由来は基本的にはよろしくない。これも後日記す機会があればと思う)
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【中央市】
 中央市(山梨県中巨摩郡玉穂町・田富町・東八代郡豊富村)が内定。この周辺は甲州市、甲斐市のような100%同質の名称をつけたりするなど、著しく不案内な地域となってしまった。青木ヶ原どころか甲斐ヶ原樹海で迷うこと必至。
 三町村は郡を割った合併で、難しいと思う。しかし他の中巨摩郡大部分が「南アルプス市」とやってしまった現在、彼らの市名の一候補だった「巨摩野(注:候補名はこま野)」を奪うくらいの勢いが欲しい。「あなた方は巨摩を捨てたではないか」と言ってやればいい。豊富村には申し訳ないが、郡名は折れてもらうしかない。昭和町は離脱したのだから「中巨摩市」も折れどころ。「南甲府市」もあるだろうが、それでは半永久に甲府のオマケ。
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【美浜町・南知多町の新市名】
 変な地名ネタが連続で、ここを一つずつ書くのもしんどくなったので答えから言えば、最適なのが南知多市、次が知多美浜市。この二つしかない。「美南(びなん・みなん・みなみ)」の漢字が当初のアンケートでも人気があったが、「南」はどこかに対する南であり、そのどこかが「美」という形容詞では、いくら響きがよかろうが地名になってない。
 南セントレア市であるが、美浜町長によれば「豊田はトヨタになり、松下はパナソニックになった。斬新な名前で世界にPRしなければ、これからは市町村も経営できない」とのこと。セントレアという商品を白昼堂々盗んで経営するつもりらしい。


200502202cdf4c97.gif 今日、本来は南セントレア市改メ?の12点の名前について考えるつもりだった。しかし茨城県から「つくばみらい市」という新市名が届いた。気持ちは画像の通りです。

 後の祭だが、駒ヶ根市が嫌なら、候補に無かったが「中伊那市」がよかった。上伊那郡と下伊那郡に挟まる地に中伊那郡を設置する意識で、京都で言う上京(かみぎょう)と下京(しもぎょう)の間を割り中京(なかぎょう)としたのに真似てみた。中伊那を使った地域が私の確認する範囲内で見当たらなかったのも理由。候補にあった伊那市の付属品のような「伊南市」はたとえ慣れた表現であろうとも、さらに南にある下伊那郡に示がつかない。駒ヶ根市は昭和の新しい命名だが、名称の棲み分けができているので無理につぶす地名でもない。地名は階層の理解と棲み分けが最も大切だと考える。
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 昨日の南アルプスに続き、今日は中央アルプスを囲んでみる。中央アルプス県立公園の範囲はあまり地図には載ってないが、長野県サイトの環境白書第3編に公開されていて、その範囲は大平宿(飯田市)以北の木曽山脈にあたる。それを円で囲む。南アルプスと違い「中央アルプス」の名称の恩恵に与っている施設がなかなか見当たらないのは。国立公園と県立公園の差か、規模の差か。駒ヶ根高原には「中央」抜きの「アルプスの丘」という施設もある。後に命名された駒ヶ根市、木曽駒高原という名が示すように、この地域の興味は中央アルプスよりも、古くから山岳信仰の対象だった「木曽駒ヶ岳」に強いことが分かる。ちなみに木曽谷側、上松(あげまつ)町の名勝「寝覚ノ床(ねざめのとこ)」も中央アルプス県立公園の飛び地だ。
 次に駒ヶ根市・飯島町・中川村を円で囲む。山脈の円から東にはみ出し、中川村に至ってはほとんど被ってない。合併地域の東部は「伊那山地」にあたる。合併協議会が何をもって「(この名称は)三市町村が共有できる」と言うのか分からないが、視野の範囲で中央アルプスが望めるという意味であればその地域は莫大であり、どんな意味であっても昨日の南アルプス市で示したのと同様、地名ジャイアニズムだ。やはり中央アルプスをそのまま名乗るには無理がある。
 合併協議会のサイトも駒ヶ根市のサイトも「アルプスがふたつ映える」ことを謳っている。名称でひとつに縛るのも、勿体ない気がする。

 15日に、「Minami-Arupusuとしてないのにアルプスが帰化語などとは言えない」と書いたが、街に出るとこの類いの言葉が日本語対応のローマ字表記をしているかと言えばそうでないことに気付く。このことは後日書こうと思う。
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 あるTVキャスターが「南アルプスはあるから(自治体名になっても)いいでしょう」と言っていた。彼に限らず「定着しているから」「存在しているから」という理由でこの自治体名を認める人は多いように思う。実はこれが大きな間違いであることは気付きにくいので、今日はここに焦点を絞る。
 まず地図を開き、南アルプス国立公園つまり赤石山脈を円で囲む。その円を南から見ると、井川湖(静岡県)から北上し早川(山梨県)流域、現南アルプス市西部、天然水が作られる白州工場、長谷村(長野県)へ向けた林道や道の駅等が「南アルプス」の名称の恩恵に与っているのが分かる。
 次は南アルプス市を円で囲む。山脈の円から東にはみ出している。中部横断道に「南アルプスIC」が2004年3月20日、南アルプス市誕生からほぼ1年後に、南アルプス市役所に程近い場所に出来ている。南アルプス(の山々)へは、北側の白根ICの方が近いが、こちらは2002年3月30日の開通で、南アルプス市成立以前の白根町に出来たものだ。
 さらに東に延びる一般道を見ると、甲府と南アルプス市役所を結ぶ県道5号が市誕生に伴い「甲府櫛形線」改め「甲府南アルプス線」になっている。前述の白根ICから南アルプス(の山々)へ連絡しているのは県道20号の竜王芦安線だ。このことから「南アルプス市役所=南アルプス」という使い方をしているのが分かる。
 これは「地名ジャイアニズム」である。南アルプスは俺のもの、俺のものは俺のもの。俺つまり市役所イコール南アルプスであることを外部に誇示している。このこと抜きに、南アルプス「市」の名称の是非は語れない。

 駒ヶ根市・飯島町・中川村の合併協議会の新市名アンケート結果を知ったのが2月8日だが、もうそこで感づいていた。「これは総合3着の『中央アルプス市』が1着になるだろう」と。トップの現中心地名である「駒ヶ根市」は事なかれ主義で葬られるのがオチで、2位の「伊南市」(伊那+南)は見るからに地味だ。結局「伊南市」は最終候補にすら漏れ「中央アルプス市」「駒ヶ根市」の決戦に、そして最終的に有識者面をしていて実は頭はカラッポ無識者の話し合いで「中央アルプス市」に、僅か一週間の駆け足で決定した。
 駒ヶ根市という名称も公募によるものだ。ここの中心部はそれ以前は赤穂(あかほ)といい、その赤穂も明治に赤須(あかず)と上穂(うわぶ)が合併して出来た合成名である。どうやら地名を大切にしない土地柄というのは分かる。中央アルプス市ができれば「三世代過去隠滅自治体」として表彰状を作って遊ばせようと思う。
 ところで駒ヶ根市には住居表示法(○番地を○番○号に整理する法律)によって「中央」という地名が誕生している。元々の赤須と上穂という町名も出来ているが、駅前の中心地を割いて「中央」としている(この手の名付け方は各地に見られる。)果たして新市が誕生した暁にはどうするつもりであろうか。

中央アルプス市中央

山のてっぺんとかを表してるのか?


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